2008年7月28日月曜日
宗40 千鳥ヶ淵戦没者墓苑
時間が止まったような静謐さを感じさせる。
風通しの良さと、光に溢れた空間でありながら、荘厳さを感じさせる のは、
木々の緑と建物が融合していて、建物の趣旨が現れているからだと思う。
コンクリート色でありながら、冷たさだけではないのを感じたい。
環境省HP
設計者:谷口吉郎(1959)
住所:東京都千代田区三番町2
訪問日:2008年5月21日
2008年7月27日日曜日
宗39 日本基督教団浪花教会
いかにもVoriesらしい優しい曲線が特徴的な階段をもつ教会。
内部の見学を申し出ると、とっても親切に案内してくれて、
一番高い塔の内部まで梯子で入らせてくれた。
誰だかは聞き忘れたが、非常に好印象な旅の思い出が残っている。
外観の質素さに比べて内部は豊かな表現が施されている。
絵のないステンドグラスであっても、色だけで表情がでる空間に
なっており尖塔のような曲線をもった屋根と光が溶け込んでいる。
詳細を色々聞いたのだが、すっかり忘れてしまった。
参照HP:なし
設計者:W.M.Vories(1930)
住所:大阪府大阪市中央区高麗橋2-6-2
訪問日:2003年10月12日
2008年7月26日土曜日
宗38 聖アンセルモ目黒教会
側面の斜光が、内部にどう映るのか、期待しながら裏側を含めた概観を散策しながら眺めていると、
50年前の建築とは思えない豪快さがカタチとイロから伝わってくる。
なんともいえず、洒落た概観だなぁと思って中に入ると、入口は暗い。
採光はどうなっているんだ?と思って進むと前方の半分だけが明るい。
なんとも神秘的な光の交錯、建物が影になり、陰陽がダイナミック。
じっくり座って、落ち着ける見事な空間だった。
教会HP
設計者:Antonin Raymond(1956)
住所:東京都品川区上大崎4-6-22
訪問日:2008年5月22日
2008年7月25日金曜日
宗37 梅窓院本堂・住居
すっきりとしていて、墓地の中にあるにはちょっと違和感のある建物。
ん~近代的すぎるしボリュームもあって、せっかくの墓地という低層地が
もったいないような気がしてしまう。
場所は神宮外苑の建築図鑑のような地域にある建物。
少し先には青山ベルコモンズもあるし。
建物へはCSK本社の近代的なビルの裏にあり、吉村順三の青山タワービルの間を
竹のアーケードの参道を通じて入っていく。
現在の本堂を壊す前は、矢部又吉設計のものだったらしいが、残骸が残っているのかもよくわからなかった。
住居に向かう小道は、竹やルーバーがあって、馬頭町広重美術館を思い出させる。
その先には、ギリシャ神殿のようなDORIC南青山もあって、墓地から見える。
それにしてもこの本堂以外にもミドコロが多い立地。
梅窓院HP
設計者:隈研吾(2003)
住所:東京都港区南青山2-26-38
訪問日:2008年5月19日
2008年7月23日水曜日
宗36 横浜市戸塚斎場
横浜市南部や横須賀市でよく見かける、松本氏の作品。
なかなかシンボリックな作品を設計する、面白い作風の人である。
ちょっと研究してみたい人ではある。
斎場は、木々に囲まれた中に、ピラミッドのような建物が見え隠れする。
内部は入れなかったが、HPを見る限り階段状の形状がそのまま、
室内の天井にも反映されているようだ。
横浜市HP
設計者:松本陽一(1980)
住所:神奈川県横浜市戸塚区鳥が丘10-5
訪問日:2006年7月15日
2008年7月22日火曜日
宗35 宇都宮カトリック教会(松が峰教会)
見事なまでの大谷石。
旧帝国ホテルなどで有名な石だけれど、いくら産地に近いからといって贅沢だ。
レンガや石膏塗りの教会と比べてみると、味わい深くも明るさを保っていて、
石の特徴が良くでているようで面白い。
なんとなくヨーロッパっぽくも見える。
内部しっかり大谷石で、ただ暗い。
採石場に先に行くよりも、この教会を見た後に行くのがオススメ。
教会HP
設計者:Max Hinder(1932)
住所:栃木県宇都宮市松が峰1-1-5
訪問日:2005年4月30日
2008年7月21日月曜日
宗34 大阪福島教会
ちょっとわかりずらいトコロにあったのだけれど、
中を見せて欲しいとお願いしたら快諾してくれた、印象深い教会。
場所といい、人といい、旅した思い出の残っている教会のひとつ。
建築関係の学生がたまに来るようで、教会に関する色々な話を聞かせてくれた。
誰だったのかは聞かなかったが、幼稚園の関係者?かな、話し好きな人だった。
小ぶりでちょっとクタビレタ感じで、ちょっと体育館っぽかった。
参照HP:なし
設計者:W.M.Vories(1926)
住所:大阪府大阪市福島区7-19-6
訪問日:2003年10月12日
2008年7月20日日曜日
宗33 カトリック仙台司教区センター(カトリック元寺小路教会)
街並みに溶け込むよう高さを抑えキレイな教会。
正面にはところドコロに曲線が意識されていて教会というか学校っぽい。
内部は静けさはもちろん、明るさに溢れた光の多さに驚く。
教会HP
設計者:青島裕之(1993)
住所:宮城県仙台市青葉区本町1-2-12
訪問日:2006年5月5日
2008年7月19日土曜日
宗32 観音寺
いつも外観の造形がユニークな作品が多い石山氏の作品。
母校である早稲田大学の敷地か?という隣接さもあって、
一見すると寺院とは思えない見た目になっている。
色合いもカラフルで、不思議と力強さを感じさせる。
でも、所々に使われているパイプのせいか、軽やかさを
近未来間があって、ロボットのような面白さもある。
参照HP:なし
設計者:石山修武(1996)
住所:東京都新宿区西早稲田1-7-1
訪問日:2008年5月15日
2008年7月17日木曜日
宗31 東京カテドラル聖マリア大聖堂
予想以上に大きく、外観は眩しい。
敷地内に「ルルドの洞窟」まであるとは驚き。
裏手にある司教館の建物も、なかなか味わい深い古い建物だ。
設計思想に建材技術が追いついておらず、建設当初から雨漏り破損など大変だったようだ。
でも、これだけのスケール感は、やはり巨人ならではだ、内部の暗さ、静謐さも良い。
護国寺方面へ坂を下る途中にある、遠藤楽さんの「喫茶ドルフィン」もオススメ。
教会HP
設計者:丹下健三(1964)
住所:東京都文京区関口3-16-15
訪問日:2008年5月15日
2008年7月15日火曜日
宗30 安養寺 客殿・庫裡
大通りから見ると塀で見えないのだが、境内にはいると近代的で驚く。
本堂と似合わぬ風貌かと思いきや、高さを抑えてあり違和感は少ない。
内部は休憩室になってもいるようで、透明感と清潔感が、寂寥の場
としての緊張感を狙ったんだろうなぁと感じられる。
裏通りからは全容が窺えるので、本堂ともどもじっくり鑑賞できる。
参照HP:なし
設計者:AAP+スペースファクトリー(2003)
住所:神奈川県横浜市港南区港南台2-24-13
訪問日:2007年5月12日
2008年7月14日月曜日
宗29 瞑想の森 各務原市営斎場
個性的な曲線を持った屋根が、森林の中に溶け込んだ神秘的な施設。
真っ白な色合いが、今後どこまで維持されていくのかが気になるところ。
建物前の池といい、人里離れた場所といい、瞑想の森という言葉にぴったり。
もちろん中にはは入れなかったけれど、椅子などもミドコロのようだ。
各務原市HP
設計者:伊東豊雄(2006)
住所:岐阜県各務原市那加扇平2-5
訪問日:2006年8月27日
2008年7月13日日曜日
宗28 指路教会
桜木町と関内の中間であり、大通りに面していながらも、
なんとなく忘れ去られた場所にあるすっきりとした色合いをした教会。
周囲の近代的過ぎるビル群に埋没しているけれども、
横浜の一部として残っている貫禄もある。
側面と正面が同じデザインという凝った凹凸と正面階段が魅力的。
教会HP
設計者:竹中工務店(1926)
住所:神奈川県横浜市中区尾上町6-85
訪問日:2008年4月21日
2008年7月12日土曜日
宗27 日本基督教団大阪教会
彼の作品にしては大きな敷地と奥行きをもった堂々とした教会。
大通りから一本入った細道に面しているので、全景を見渡すことができないのが残念だが、
風格ある正面と塔をもった、珍しくヨーロッパ的な作品。
教会HP
設計者:W.M.Vories(1922)
住所:大阪府大阪市西区江戸堀1-23-17
訪問日:2003年10月12日
2008年7月7日月曜日
宗26 日本聖公会 仙台基督教会
自由学園を思わせるような鐘楼と三角屋根。
残念ながら内部見学ができなかったのだが、なかなかの年代物。
外部空間の見せ方や柱の使い方など、なかなか興味深い作品だが、
作者に関する情報が集まっていないのが現状。
参照HP:なし
設計者:元田稔(1957)
住所:宮城県仙台市青葉区国分町2-13-15
訪問日:2006年5月5日
2008年7月5日土曜日
宗25 足利織姫神社
ちょっと長い急な階段を登り、振り返るとパッと視界が開けて、
気持ちの良い解放感ある風景が広がる。
のびのびと横に広がる赤い社殿を含め、いくつかが登録有形文化財にも
指定されているだけに、キレイに保存活用されている。
裏手の森林を借景にしているのも、なかなか風情がある。
神社の名前も特徴的だけど、設計者についても、まだまだリサーチしきれて
おらず、今後出会いの増えそうだ。
栃木県神社庁HP
設計者:小林福太郎(1937)
住所:栃木県足利市西宮町3889
訪問日:2005年5月1日
2008年7月4日金曜日
宗24 光の教会(茨木春日丘教会)
あまりにも有名な安藤氏の代表作。
予想以上に小さく、わかりずらい団地の中にある。
十字架の壁に向かって、真ん中に設けた軽いスロープ地面は、
狭い敷地ながらもしっかりした広さを感じさせる。
質素ながらも、しっかりと祈りの場としての緊張感を感じさせる
光と椅子の演出は、確かに訪問する価値のある一作だった。
教会HP
設計者:安藤忠雄(1989)
住所:大阪府茨木市北春日丘4-3-50
訪問日:2003年10月13日
2008年7月3日木曜日
宗23 鎌倉霊園合葬墓 やすらぎ
古代の墳墓を思わせる隆起ある祈りの場。
単なる道にするのではなく、隆起させ変化させているのが、良いところ。
広い墓地のなかでも、ちょっと隔離された別世界を感じさせる場所。
HPによると地下には埋蔵室があるようだ。
ここの霊園は高台にあり、敷地も広いのでとても景色が良い。
この合葬墓も高台にあり、見渡す限りの広い空がある。
気持ちの良い、爽やかになれる空間だった。
鎌倉霊園HP
設計者:池原義郎(2002)
住所:神奈川県鎌倉市十二所512
訪問日:2007年5月26日
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