2010年1月7日木曜日

宗54 滝野川教会













ライフワークとしている、遠藤家の建物のうちこれは楽さんの作品。

当日は、修繕係の人に許しをいただいて内覧と説明を受けることができた。
副司教のかたにもお話を伺えて、有意義な訪問となりました。
この場を借りても、お礼させていただきます。

また、ここで本人の葬儀があったかと思うと感慨深いものがあった。

礼拝堂を2階とし、1階の事務スペースは正面入り口から少し段差を降りていくのが面白い。
いろいろ段差があって、ちょっと高齢者にはキツイかな?とも思ってしまう。

1階の階段下や建物外に大谷石が使われていて、それとなくルーツを感じさせてくれるのが嬉しい。
もちろん窓枠の色合いをみただけで、特徴も十分でているが。

敷地を活かした三角錐のような外観からは想像できないコンパクトな礼拝室。
教会でありながら、居住・事務スペースが多く、合理的で近代風だななぁと感じた。

凹凸を意識した形状や、外壁の2層の優しいアクセントなども、見ていて「らしいなぁ」とニヤリとしてしまう。
隣には、2004年に同じ遠藤楽さんの設計による百周年記念館があって、連続性もしっかりある。

新さんの目白ケ丘教会と比較するのもナンセンスだけど、親子で教会作品は比べたくなる。
久々に行ってみよう。
楽さんは、作品数は多いけど宗教施設はこれぐらいか?
作品集で確認してみよう。


教会HP

設計者:遠藤楽(1991)

住所:東京都北区上中里1-1-12

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