2008年10月23日木曜日

交8 花川戸交番













浅草の賑やかな交差点に立つ。

和風の2階建交番も、背景にある橋やビール会社のオブジェと重なると、なんともいえない無国籍感が漂っていて、面白い空間の一つ。

その他にも、今井兼次の銀座線浅草駅出入口、神谷バー、東武浅草駅など
なんとも活気に溢れる良い場所にある。

交番なのに、どうしてこのような造形になったんだろうなぁ。
色合いは浅草寺とは似てもいないし、なんともいえない神社風だ。


交番HP

設計者:不明(不明)

住所:東京都台東区花川戸1-2-1

訪問日:2008年5月23日

2008年10月22日水曜日

交7 桜田門警備派出所










濠の淵にちょこっとある、印象的な交番。緑の木々の下、ガラス張りの建物。

ガラスの下にはルーバー?があって見えないだけに、内部が気になる。。。
この狭さで、どんな仕切りになっているんだ?
取調べできるのか?

正面には、桜田門があるけど、その対極にあるようなミニマムさ。


参照HP:なし

設計者:日建設計(1993)

住所:東京都千代田区皇居外苑1-1

訪問日:2008年5月21日

2008年10月21日火曜日

交6 乾門警備派出所











麹町警察署HPの交番マップに無い、が、正面の武道館を模した力作。

ちょっと調べて見ると、保坂陽一郎さんの作品のようだ。
明らかに武道館を意識しているんだろうなぁ。

4面のうち、濠と緑で正面からしか見えないものの、
デザイン性あるなぁと思っていたかが、まさかだった。

さて、警備派出所とは何か調べてみると、
「警備派出所とは、 特殊な警察事象に対応するために設置されたものであり、交番との大きな違いは、 警察官が二十四時間常駐していない、交番には空き交番対策として警察官OBによる相談員が配置 されており、 犯罪抑止に対する効果を上げておりますが、 警備派出所にはその制度がない」

というようなことが、どこかに書いてあったが、出典は忘れてしまった。



参照HP:なし

設計者:保坂陽一郎(1994)

住所:東京都千代田区北の丸公園1-1

2008年10月20日月曜日

交5 千駄ヶ谷駅前交番












千駄ヶ谷駅の改札をでると目に入る、ちょっとロボットっぽく光りのある建物。

コンクリート、ガラス、サッシなど色々な素材があって複雑だが、なんとなく統一感があって、下品になっていないところが良い。

東京体育館への延長で目線をみてしまうときに、違和感無く見るに耐える建築であることが、その要因だろうな。

交番にしてはちょっと大きいが、ぐるっと一周してみると個性的であることが良く分かる。

交番HP

設計者:北村修一(不明)

住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷1-35-7

訪問日:2008年5月19日

2008年10月19日日曜日

交4 新橋駅前交番










昨日紹介した日比谷公園前交番と同じ設計者。
ピロティっぽさは同じだが、柱が随分細くなって、いわいるピロティっぽい感じになっている。

裏側は、鎖帷子のように覆われていて、正面以外は造形を楽しめないのが残念。

コルビジェじゃないけど、小さな家の実践は、日本では交番に見れそうだ。


交番HP

設計者:横河健(1990)

住所:東京都港区新橋2-16-2

訪問日:2008年5月16日

2008年10月18日土曜日

交3 日比谷公園前交番










日比谷公園の緑が背景になって、すっかり溶け込んでいる建物。
警官が立つ門番部分だけ、ピロティっぽくなっているのが特徴で、
それを支える柱はなんとギリャシャ風。

2階は、角にだけ窓?があって、どうなっているのだろうか?と想像してしまう。
裏側はコンクリート剥き出しで、また違った味わいがある。

デザイン交番の初期型だけに、意匠の凝った力作。


交番HP

設計者:横河健(1987)

住所:東京都千代田区日比谷公園1-1

訪問日:2008年5月16日

2008年10月15日水曜日

交2 護国寺前交番











護国寺を目指すと、正面右手に小さな半円がある。

高松伸さんの、「Earthecture Sub-1」ほど尖がってはいないけれど、一見すると交番っぽくはない。
調べてみても設計者がわからなかったので、情報がほしいところではある。

なかなか異型の存在で、球形の8分の1というのは、住環境として住み心地が良いのかどうか、かなり気になるたてものである。

設計者が不明ではあるものの、好きな建築の一つ。ちょっと素材感がボロイけど、内円と外円の間にもデザインがあって凝っている。
交番を背にして、正面を見ると、マッスグな道が気持ちよい。

交番HP

設計者:不明(1986?)

住所:東京都文京区大塚5-40-7

訪問日:2008年5月15日

2008年10月14日火曜日

交1 調布駅北口交番











交番建築の1回目。

駅のホームからみると、ただの黒い壁だが、正面や斜めからみるとなかなかのモダンな建物。おもわずシャッターを切ったのだが、調べてみると妹島氏設計のようだ。

どうも妹島氏と黒色というイメージが結びつかないのだが、花札の満月のような、それでいてヌリカベのような造形はとても印象的。

交番を気にして見ようと思った、記念すべき最初の作品。


交番HP

設計者:妹島和世(1994)

住所:東京都調布市小島町2-60-1

訪問日:2005年12月3日

2008年10月13日月曜日

宗49 出雲大社 神枯殿










直接宗教施設ではないけれど、庁舎とも全然違う造形で
屋根にリボンがついたような、それでいて末広がりのような、 ちょっとかわいらしい建物。

中には入らなかったのだが、調べてみると天井など なかなかみどころだったようだ、残念。

10月から始まるNHKの朝の連続ドラマの舞台が島根県のようで、あちこちにポスターが貼ってあったのが印象的で、いずれ思い出す思い出だろうな。

門前町には、ドラマの主題歌を歌う、竹内まりあ さんの実家もあったし。


出雲大社HP

設計者:菊竹清訓(1982)

住所:島根県出雲市大社町杵築東195

訪問日:2008年9月22日

2008年10月12日日曜日

宗48 ヴォーリズ記念病院 礼拝堂

近江八幡の旧市街から少し離れた場所、緑の麓に病院がある。

新しいような建物と、見るからに古いスパニッシュ様式の建物が混在し、その奥にひっそりとかなり小さめの礼拝堂がある。

駐車場から少し坂を登って、礼拝堂の下まで行くと何か不思議な気持ちになる。
木々に囲まれて全体は見えず、暗くてひっそり静まっているからなのだろうか。

なんとも神聖な気持ちになって、内部に入って見るとなんとも小さい。
ただ、建設当時の敷地と病院群のバランスを考えると、調度良い目的の大きさだったことがわかる。
なんとも気持ちの良い空間で、ぜひ行ってもらいたいものの一つ。


ヴォーリズ記念病院HP

設計者:W.M.Vories(1936)

住所:滋賀県近江八幡市北之庄町492

訪問日:2004年7月17日

2008年10月11日土曜日

宗47 出雲大社庁舎










御本殿と同じく「大社造り」ながらも、材質は見事にコンクリート感あり。
中にはいってみると、コンクリートのルーバーは思ったより明るい。
間接照明みたいだ。

菊竹氏の若き頃の代表作と言われる作品だけど、どのあたりが素晴らしいのかは勉強不足でわからず。
ただ、以外にも木造が多い境内にあって、違和感がないのも事実だった。

出雲大社HP

設計者:菊竹清訓(1963)

住所:島根県出雲市大社町杵築東195

訪問日:2008年9月22日

2008年10月10日金曜日

宗46 麻布南部坂教会










前は、有栖川宮記念公園。
隣は、ナショナル麻布スーパーマーケット。
後ろは、ドイツ大使館。

といった、なかなか日本離れした人通りと、緑の多い空間に
ひっそりと佇む小さな教会がある。
見過ごしてしまいそうな場所であり大きさである。

なだらかな坂道をいかした入口と、
半地下のように見える建物が、ボリューム感を抑え目に見せている。

ヴォーリズらしさかどうかは、中に入れなかったから
わからなかったが、近場なのでまた訪れてみたい。

教会HP

設計者:W.M.Vories(1918)

住所:東京都港区南麻布4-5-6

訪問日:2008年5月30日